ジェームズ・キャメロン監督「アバター」シリーズ最新作。
宣伝の段階から映像美をはじめ、かなり力を入れているような感じだったため、持たれる期待は大きなものでした。
本作の感想としては、最高の映像美と丁寧な脚本に彩られた良作でした。
ただ、時間的にも内容的にもボリュームがありすぎたように思えます。
あらすじ
舞台は、神秘の星パンドラ──地球滅亡の危機に瀕した人類はこの星への侵略を開始。
アバターとして潜入した元海兵隊員のジェイクは、パンドラの先住民ナヴィの女性ネイティリと家族を築き、人類と戦う決意をする。
しかし、同じナヴィでありながら、パンドラの支配を目論むアッシュ族のヴァランは、人類と手を組み復讐を果たそうとしていた。
パンドラの知られざる真実が明らかになる時、かつてない衝撃の”炎の決戦”が始まる!
ボリューム大な脚本
ストーリーとしては王道か
親しかった者たちとの対立、新たな敵との戦い、過去との因縁ーーー。
立ちはだかる困難に立ち向かいながら、最終的に巨悪との最終決戦に至る。
一部急展開やご都合主義的な部分は多少あれど、大方は丁寧に描かれており見応えのある内容となっておりました。
ただ、少しボリュームがありすぎたと思えます。
良いものではあるのですが、丁寧に描く上で作中の要素が多くなりすぎていると感じます。
最高品質の映像・音響
「アバター」といえば映像美
映像は前宣伝でアピールしていた通り、迫力のあるものになっております。
張り切って3Dで観た価値は充分にありました。
海の美しく広大な感じや空を駆けるシーンの立体感、森林を駆けていく疾走感などは視覚効果を存分に使っているからこそ出るものであると感じます。
それに合わせた音響も違和感なく迫力もあり、合わせてすごいものとなっておりました。
な が い
長い
3時間30分ほどあり、それだけでも長いが体感はそれ以上に感じます。
平均的な映画と比べると、1時間から1時間30分も長い。
それだけ聞くと耐えれそうかもしれませんが、2時間を超えたあたりから睡魔・尿意および椅子に接している面へのストレスが気になり始めて来ます。
さらに、私は今回3Dで鑑賞したため目の疲れも気になり始めました。
その結果、クライマックスの一番盛り上がっているシーンで「少し巻いてほしい・・・。」と思ってしまう状況に陥ってしまいました。
丁寧に描いている結果であるから仕方ないのですが、観ているのが生身の人間である以上、少しマイナスな面であると言わざるを得ません。
内容が良いだけに勿体無い部分です。
ややサブタイトル詐欺
「ファイアー・アンド・アッシュ」のサブタイトルにちなんで、アッシュ族という火を操る種族が出てきます。
戦闘狂な感じで、ちょっとイカれた感じがあり、そのために少し単純というか抜けた感じもある魅力的なヴィラン。
ただ、アッシュ族自体はいいのですがサブタイトルにするほど作品全体を通して活躍したかというと微妙。
既存のヴィランにメインは取られた感は否めない。
その辺を押し除けた活躍が見たかったというのが、正直なところ。
総評
王道の脚本と最高峰の映像・音響は、映画作品として申し分ない出来といえます。
是非3DやIMAXなど、良い環境で観てみていただきたい作品。
ただ、時間的なものだけはある程度覚悟と対策をした上で観なければならない作品です。
また、シリーズ初見の人には分かりづらいところが多いので、観に行く際は前作をしっかり履修してから行きましょう。
評価
・評点 ・・・ 4.5 / 5
・脚本 ・・・ 4 / 5
・映像・音響 ・・・ 5 / 5
・時間配分 ・・・ 3 / 5


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