「モンスターハンター」「バイオハザード」シリーズの主演ミラ・ジョボビッチと監督ポール・W・S・アンダーソンが再タッグを組んだ作品。
モンハンもバイオも、脚本の方は程度ものだったため、スタイリッシュで爽快なアクションシーンと映像を期待して観ました。
しかし、結果は期待していたものすらもイマイチという作品でした。
あらすじ
文明崩壊後の世界。
報酬と引き換えにどんな願いでも受け入れる不死身の魔女グレイ・アリスは、愛と権力に飢えた王妃メランジュの願いをかなえるため、案内人として雇ったハンターのボイスとともに、魔物が支配する「ロストランズ」へと旅に出る。
アリスを異端として裁いた教会の総司教と冷酷な処刑人アッシュの追跡が迫るなか、絶望の地に辿り着いた彼女に、呪われた運命が牙をむく。
無な脚本
期待こそしていなかったが、もはや何の感想も出てこないくらい薄い内容。
登場人物はある程度いるため、人間関係を絡めて描こうとはしているのかもしれませんが、深掘りされる前にどんどん退場していくため、何も残らない。
ハリボテどころか骨組みしか残らないような物なので、評価しようもない。
「上記あらすじの内容です」以外に言えることがありません。
既視感のある世界
緑は枯れ果て、砂漠が広がる荒廃した世界。
人々はそんな世界でコミュニティを築き暮らしている。
多少ファンタジー風な要素があるとはいえ、ほぼ「バイオハザード」で見たことがある景色。
しかも主人公がミラ・ジョボヴィッチ演じる「アリス」なもんだから、尚のことそれ。
「バイオハザード」からの使い回しかと疑ってしまう。
それを差し引いても色彩が単調で、建造物もどこかで見たことのある特徴の無いありきたりな物が多いため、視覚的にあまり楽しめない。
ブレブレでキャラの薄い登場人物たち
・グレイ・アリス
すごい力を持つとされてる魔女。
魔術だけでなく銃火器や刃物も使いこなす猛者。
ただ、強者感があまりない。
敵からの攻撃に普通に苦しんだり困惑の表情を浮かべるし、魔術もあまり有効活用できているように見えない。
強大な存在のはずなのに人間臭いあたり、バイオシリーズの「アリス」を引きづりすぎているように感じる。
・ボイス
囁きボイス。
出会う女性一人一人に唾つけまくるヤリcもといプレイボーイ。
喋る時に、わざわざ距離詰めて耳元でネッチョリ囁く様は、ワイルドスキンヘッド好きな私としても、嫌悪感を禁じ得ません。
また、一応凄腕ハンターらしいんですが、作中の活躍はアリスの援護射撃くらいしかせず地味な上に、場面によっては感情的にもなるなど、おおよそ頼り甲斐があるようには見えない。
アリス並みにかっこいいアクションを決めるか、或いはアリスとの対比で様々な道具を使いこなすシーンがあるだとかはして欲しいところ。
設定上、終盤こそ必要な役割はあるが、いる意味自体があるのか疑問で、魅力が感じられない人物。
・敵
あまりにも頭が悪すぎて、大体自滅する。
戦ってやられるのならともかく、簡単に幻術や挑発にかかってコロッとやられたり、それだけならまだしも身内のゴタゴタで勝手に殺し合ったりと、そこまで映えない演出でどんどん退場していく。
掘り下げられもしないキャラたちが勝手に消えていくため、何の感情も湧かない。
アクションで華々しく散っていくやられ役のモブ敵以外は、正直必要がない。
物足りないアクションシーン
そもそも本作に求めたものは何か?
人それぞれでしょうが、私が求めたのは『ミラ・ジョボヴィッチ演じる主人公が、波いる敵をスタイリッシュなアクションでバッサバッサと倒していく』というシーン。
それさえ観れれば、正直脚本とかは気にしないでもよかろうと思っていました。
ただ、本作はそれすらも下火。
スタイリッシュアクションが見られるシーンは序盤の一つのみで、そこだけは往年のアクションシーンを期待できそうな雰囲気は醸していた気はします。
他は魔術を絡めた戦いのせいで、CG頼みなところが多い。
しかも魔術のシーンは、大袈裟なだけでスピード感が全く無い。
設定に沿ったみせ方をしたかったのでしょうが、この人たちが組んで作る映画で求めるのはこれじゃないし、入れるにしたってスタイリッシュな部分は少なく、アクションと魔術の演出が融和してない。
総評
脚本は虚無。
新タイトルでありながら、それを象徴するような目新しさはほぼ無く、かつ視覚的な楽しさも無い。
さらに期待のバトルシーンも、回数も控えめで内容も迫力がなく、物足りない出来。
どこか良いところがあれば良かったのですが、それを見つけるのも大変。
良い感情も悪い感情も湧いてこない退屈な作品でした。
年初めからどうなってんだよ・・・。
評価
・評点 ・・・ 1.5 / 5
・脚本 ・・・ 1 / 5
・キャラクター ・・・ 1.5 / 5
・映像・アクション ・・・ 2.5 / 5


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