何となくB級映画感溢れる邦題の本作。
当初はあまり観る気は無かったのですが、せっかくなので観てきました。
内容としては良くも悪くもシンプルなコメディドラマといった感じで、そういうものだと割り切れば心温まるドラマとして楽しめました。
あらすじ
パウロは父親とともに宝石店に泥棒に入るが、乗ってきた車がレッカー移動され逃げる手段を失ってしまう。
路上で立ち往生していた彼らは、サマーキャンプに出発しようとしていた障がい者施設の職員から新たな入所者と勘違いされたことをきっかけに、障がい者とその支援員に成りすましてサマーキャンプに紛れ込む。
個性豊かな入所者たちとの賑やかな日々は、親子の心をやさしく解きほぐしていく。
汎用だがテンポの良い脚本
凡作
悪い言い方をすると、ありきたりな内容。
強盗を犯した親子が、勘違いから障害者施設のバカンスに同行することになってしまう。
障害者とその支援者を演じなければならなくなった親子は、施設の面々に振り回されながらも徐々に親交を深めていくというもの。
ハートフルコメディの王道の一つですが、大筋の流れは特別捻ったところもなく、使い古された物語とも言えます。
登場人物たちも障害者であるというだけでなく各々特徴はあるものの、背景が深く掘り下げられることはあまり無く、あまり込み入った話には展開しない。
色恋沙汰なども割と唐突に始まり、あっさり展開して進んでいく為、全体として特別深みは感じません。
ただ、その分テンポが良く観やすいため、複雑なことは考えずに観れる内容です。
個性ある人物たち
メインの登場人物の人数はそこそこ多めですが、それぞれキャラクターは立ってました。
主役の親子二人は、異質な環境に放り込まれてあくせくしながらも、心を開いて変化していく様子が、役者の演技も相まってよく描かれています。
また、施設の面々も個性があり、各々の作中での役割もちゃんと割り振られているように感じ、一人一人が印象に残りやすい描かれ方をされているように感じます。
ただ、私はあまり気にしませんでしたが、障害を持つ人たちへの解像度は人によって変わると思われるので、それによってはキャラ設定がイマイチと感じる人はいるかもしれません。
総評
ホームドラマといった感じで、映像や音響については映画作品というには物足りなさを感じるところです。
しかし、コメディならではの変に暗くならず明るく展開していく物語とテンポの良さは、作品全体を観やすくしており、肩肘張らずライトに観られる作品となっております。
「フルハウス」などの海外ドラマの空気感が好きな方は、そのような作品を観るのだと理解していけば、肩透かしを食らうことなく楽しめると思います。
評価
・評点 ・・・ 3.3 / 5
・脚本 ・・・ 3.5 / 5
・キャラクター・演技 ・・・ 4 / 5
・映像・音響 ・・・ 2 / 5


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